オータムセールが今日で終わりました。
売却率だけをみると、まあまあなのかと思えてしまい
ますが、種馬の種付け料を考慮してみると悲惨な状況
といえるでしょう。比較的良かったのは2目だけで、あと
は散々な感じ。
キングヘイロー牡で300万、タイキシャトル牡で400万
などなど種付け料で売っている状態。しかも、牡でも100
万、120万って・・・・。セリ後半は大手の牧場生産馬でも
300万程度でしか売れない状況。まあ、当場の上場馬は
欠点もありましたし、理解して買っていただける人がいれ
ばという感じでしたが、やっぱり売れないと少々キツイ。
奨励賞も無くなったので、市場へ連れて行くメリットもなく、
庭先取引で終わらせたいのが生産者の気持ち。セレクシ
ョンを除けば、市場へ上場するのは「売れ残り」という印象
になってしまい、購買者も希望価格の半値で声をかける始末。
50万、80万って・・・・。
手数料取って市場やる必要あるのかな。
買う側にとっても安ければ安いほど良いのはわかりますが、
限度というものがありますよ。生産原価以下で売っていたら
日本での生産は無くなるでしょう。オーストラリアから買って
くるようになるのかもしれません。何軒か牧場をたたむよう
ですし、年末へ向かって更に廃業する牧場はふえるでしょう
ね。さらに厳しくなりそうです。
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