早生まれの産駒が多数出走して注目されていた今日の朝日杯でし
たが、勝ったのは5月生まれのキンカメ産駒でした。
ここ数年は、人気種牡馬への多数交配とセレクトセール当歳への
対応から早生を作る傾向がありましたから、早生まれ産駒が多くなる
のは当然でしょう。クラシックレースでは、遅生まれが強いという人も
いますが、今までは4月から5月生まれの産駒が多かったためだと思
います。ある調査では、大手牧場の早生まれの1頭あたりの獲得金額
は、遅生まれよりも多かったそうですから。
ただ、管理の面からすると青草のない地面の固い時期に仔馬が産ま
れることは良くないと言えます。売買も当歳から1歳へと移って行くようで
すし、わざわざ早生まれを作る必要もなくなるでしょう。それに、繁殖牝
馬も競馬で500キロ超だった馬たちが戻ってきているので、4月や5月
生まれでも産駒は大きめになってきました。ウチでも、来年から徐々に
3月以降生産に戻して行く予定。遅い5月生れなんか母馬の種付け後
にすぐ夜間ってこともありましたが、480キロにも成長して順調に競馬
使ってますからね。
それにしても、ここへきてキンカメの実力発揮といった感じ。
春には比較的種付けヒマそうでしたが来春は大変ですね。
今年、安く付けていた人は大当たり!
ウチでは、あんな高額馬には手がでませんけれど(笑)。
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