雨が降らずカラカラ天気が続いています。
さて、昨夜の出産で今年の予定は終了。
1月から始まって5月まで馬屋の部屋に泊まること数ヶ月・・・
以外と居心地良いのかも(笑)。
難産や胎盤早期剥離などのトラブルも無く、全馬無事に出産
できてなによりです。昨夜の馬は、肩が引っ掛かってしまい、
縄ひもを足首に巻いて引っ張り出しましたが、母馬もそれほど
ダメージを受けた様子もなく、今朝から元気に放牧されています。
陣痛が弱くて立って産んだり、仔馬の位置が修正できずに前足が
出たまま馬運車にのせて静内の診療所へ運んだり。
しまいには、育児拒否で産んだ仔馬をくわえて振り回し、乳母を付
けたりと・・・・いろんな事がありますからねぇ。何回立ち会ってもビク
ビクですね。
ただ、成績は完敗といった状況ですが(笑)。
今年も、受胎はほぼパーフェクトペースで行っているのですが、
性別まではコントロールできません。体質だとか排卵促進剤だと
か占星術までいろんなことがいわれますが、あんまりあてにはな
りませんねぇ。5年間くらいの平均をとったら割合は同じですから。
悩みの種です。
どうしても、牡じゃないと競馬馬じゃないような言い方をする馬主さ
んもいるんですよね。姿や雰囲気が素晴らしく良くても、牝馬という
だけで見てももらえない事も多いです。儲けはなくても、種付け料と
生産経費くらいは最低確保できるような構造にならないと厳しいで
すよね。中央競馬へも日高生産の牝馬なんかは入厩しなくなりますし、
繁殖へ上がるのは社台系の牝馬ばかりになれば、オグリやコスモバ
ルクのような脇役的な馬は現れないような気がします。競馬を面白く
するためにも牝馬が繁殖として生産地へ戻ってくる状況が必要です。
ただ、牝馬レースや斤量の問題などJRA等と何年も交渉したりして
この状況ですからね。日本では牝馬冷遇の時代が続くのかな。
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